2017秋学期 月曜 生涯学習と図書館 3週目
前回までのあらすじ
学習観
・ギリシア
・ローマ
広大な領土を支配する為に実学が発達
セネカ「生きることは生涯をかけて学ぶべきことである」
一生学び続けることの重要性
実学的な学びだけでなく余暇学習こそ学びの理想
・古代中国
儒教思想
・近世の江戸
佐藤一斎「小にして学べば壮にして、壮にして学べば老にして衰えず、老にして学べば死して朽ちず」
・ヨーロッパ近世の学習観
チェコのコメニウス『汎教育』
学校はそれぞれの世代によって色々なものがある!
アンドラゴジー
成人基礎教育の誕生
1956ユネスコ総会学齢期に基礎教育を終了出来なかった成人が対象、彼らに基礎教育を提供する重要性を指摘
→自分の生活をコントロールし社会変動に適応する力を養う(=成人が生活していく上で必要不可欠な力を身につけていくということ)
コンドルセ フランス の主張
公教育は全ての人に対する社会の義務
1919イギリス成人教育委員会
『最終報告』
成人教育は国として欠かすことのできない、市民性育成のための要件である
生涯教育論の誕生
継続される教育=垂直統合
一生を通じて学び続ける
統合された教育=水平方向への統合
性別や門地などによらず、差別されることなくすべての人へ教育を提供
リカレント教育
学校と職場とをスパイラルしていく
技術の発達に対応するために
1949 デンマーク エルシノア 第一回
1960 カナダ モントリオール 第二回
国際成人教育会議
成人教育とは本来自発的なもの
参加するか否かは個人の自由意志
政府の仕事は 財政面 管理面で必要な条件つくり
1972 日本 東京
第3回国際成人教育会議
→成人教育の普遍化がテーマ
1985 フランス パリ 第4回
学習権宣言 の採択
1997 ドイツ ハンブルク 第5回
国家は学習の推進者として深く関わるべき