気合でなんとか

@ningensei848が頑張った記録

日記 - 宝泉寺禅センターでの修行 最終日

※この記事では、2017/11/03-2017/11/06までの修行期間、その一日目に書かれた日記を、誤字脱字を校正し書き直したものです。(殆ど原文そのまま)

修行全体をまとめた記事はこちらです。 

 

ningensei848.hatenablog.com

 

5:15に目が覚める。やっとリズムが染みてきたところだが、今日が下山日。起こされるがまま寝具を片づけ、談話室へ。コーヒーで目を覚ます…のも良いのだが、尿意のことも考えていっぱいのお茶だけ飲み歩く禅へ。ハチナンキンという太極拳、いまだにどういう字を書くのかわからない。呼吸も板についてきた…のかな?思うに、かなり脈拍に関係している。ドキドキとは言わないまでも、脈を意識できるときは呼吸が乱れやすい。心ノ臓だけでなく、全身の巡りを考えるのだろうか。

 

あっというまに時が過ぎる。

 

朝のカボチャの煮つけがとてもおいしかった。気づけば懐石を楽しむ余裕が現れてきた。ついでに粥のおかわりまでした。結局最後まで細かいところを注意され続けた食事作法であるが、とてもいい経験になったと思う。持鉢の管理なども含めて、あれができるのは肉や魚をつかわない精進料理の特性あってこそのものだろう。脂もなければ香辛料や発酵物もない。ぜひとも日常生活に戻ったらきちんと食器の管理ができるよう心掛けたい。

 

下山当日であるため、このタイミングで一旦滝ノ間(応接室)へ。最後にお布施と修行に関するアンケートを提出した。良い日々だった。いい修行になった。人生がどうしようもなくなった時のセーフティネットとしてまた来る日があるかもしれない。

 

と、本来はここで下山であるが、昼食を頂くため居残って作務をやることに。またもや堆肥移動であるが、重労働である分だけ昼飯もさぞうまいことだろう、とノリノリであった。昼は、わさび醤油を少し垂らしたちらし寿司を頂いた。酢飯の甘さとわさび醤油の辛さが相まって初めて食べたおいしさだった。典座寮で昼と夜の食事を作ってくださる岩崎さんに深く感謝申し上げたい……。

 

もう帰れという視線もそこそこに、最後にシャワーを借りた。シャワー室にはドライヤーもあればシャンプーもボディソープもあり、まさに至れり尽くせりであった。最高。

 

下山者は朝食のあとでほかの修行者たちに対面して別れの言葉を伝えるタイミングがある。その時に自然と口に出たのは、禅修行そのもの以外に談話室で人のやさしさ/弱さ/強さ/すばらしさに触れることができるという経験が非常にありがたかったということだ。例えば、自分と同じように悩む境遇にあっても、わざわざ寺まで来れない人もいる。実際に彼らの助けになることはできないかもしれないが、これを読んでいる誰かに向けていえば、道に迷うことがあればぜひ来てみてほしいと願う。

 

参考文献

  1. 修行案内 - 宝泉寺禅センター
    ここから問い合わせてみてほしい