2017秋学期 火曜 知識情報演習III 1週目
2017/11/14 やっとこさ合流できた。ついていくことを目標に頑張る。
日程
重要な連絡
- 成績は出席と提出物で評価(試験免除)
欠席が多い場合や未提出が一つでもある場合は,成績がつかない - 毎回,宿題を次回の授業開始時に提出
- 授業終了時に授業中の課題を提出
※どちらか一方でも提出時にいない場合は欠席とみなす。 - 図書館のカウンター横に,NDC と BSH 利用して宿題に取り組むこと
※図書館からの持ち出しは禁止 - 宿題の得点は成績に反映
- この授業では以下の略語を使います。
NDC:日本十進分類法
BSH:基本件名標目表
授業の流れ
特に説明等はなく、指定された演習課題に延々と取り組む。毎回の指定範囲が終了したら添削してもらい、それが認められれば宿題の用紙がもらえる。この時、出席表に〇をつけ2コマ目の出席とする。次回提出の宿題をもってその回の1コマ目の出席とする。
今回
演習課題1-5に取り組んだ。1,2は「第二次区分表、第三次区分表を用いていくつかの主題に分類記号を付けよ」というものだった。3では細目表、4では総記の例学的な扱い方、5では細目表の例外事項について主題分析を行った。
※NDCは階層構造をとる分類法である。第一層で知識の分野を九つに分け、それらにあてはまらないものを0とし、十の分類をつくった。その作業を各分類においても行うことで一層ずつ細分化されていくことになる算段である。
NDCでは、基本的に三桁の分類記号を使うことになるのだが、これは人が一目見てわかりやすくなるように工夫されたものであると考えられる。さらに詳細な区分を知りたいときは、第四次区分以降(黒点以下の数字)をみればよい。しかし、この区分は限界を迎えているとおもう。実際に主題を検索してみればわかることだが、明らかに例外処理が多すぎる。(人が直観的に考えた分類と反することが多すぎる)厳密に分類するためには仕方のないことかもしれないが、知識の体系が細分化しすぎているいま、この分類法は実用に適していないと考える。
例えば、キーワード検索で分類記号が逆引きできないのは現在の技術を鑑みるにあり得ないことだと思う。いちいちNDCの分厚い書籍を手にしてページをめくらなければならないことを考えると、このシステムは全国の図書館員の貴重な時間を奪っているに等しい。また、その反対に分類記号から主題が一意に定められないのもおかしい。せめてレコメンドされるとか……なさらないんですか…………??
という旨のことを担当教員に聞いたところ、実際にはそのシステムがすでに存在しているらしい、がしかしそれは公表されないらしいのだ。どこのだれがそんなことしているのか甚だ疑問だが、図書館の理念に反していることだけは間違いない。
(NDCに関するシステムとして、筑波大学生の卒業研究でNDC Finderという、主題検索エンジンともいえるシステムを作成され、現在も整備が進んでいるようだ。ぜひとも頑張っていただきたい)
次回
未だ