2017秋学期 木曜 量的調査法 1週目
次回までの宿題:
2017/09~ の内閣支持率に関する世論調査を"ふたつ"調べて、それらの「調査主体」「調査方法」「調査時期」「支持率」の四点について、2社分をmanabaのアンケート機能で回答する
この授業について
前半は講義で後半はIBMのSPSSを使う演習形式(全学計算機限定)
※ 以下のリンクでは、かなり詳しく量的調査に関する説明がある
参考:http://www.tuins.ac.jp/~ham/jyugyou/sw/ws31.html
以下、シラバスより概要抜粋
"授業概要:
質問紙調査の企画、標本抽出の方法、調査票の設計、調査の実施、作表とグラフ化、クロス集計と仮説検定など、質問紙調査と分析のための知識を講義する。
学習目標:
- 一般的な量的調査の方法を理解し, その結果をクリティカルに評価できる。
- 量的調査の企画と実行のための基礎知識を身につけ, 適切な指導の下で調査ができる。
- 調査結果の情報処理手順を理解し, 定型的な報告書を作成することができる。
授業進行計画
1) ガイダンス, 質問紙調査の方法 (10/04)
2) 標本の抽出方法
3) 調査テーマの設定
4) 調査票の作成 (1)
5) 調査票の作成 (2)
6) 結果の入力
7) 結果の単純集計・グラフ化
8) 結果の集計・分割表
9) 結果の集計・相関
10) まとめ (12/14)
(12/21 予備日)
教科書
"
社会調査法
社会学、政治学、経済学、経営学、人類学をはじめとした社会に関する学術・産業において用いることが多い。
内部関与法
社会の内部で何らかの役割を果たしながら得た情報を基にする手法
外部観察法
なるべく社会に影響を与えないように情報を得る手法
この際に、何らかの質問を行うことは"外乱"であり行動そのものへの影響があるため、それらデータを分析する段階で調査方法への影響を評価する必要がある
結果の分析法により大別すると…
統計的社会調査(量的調査)
大量のデータから全体像を数値として把握し分析し判断する
国勢調査(全数調査)や無作為抽出調査(標本調査)などがある
事例的社会調査(質的調査)
インタビューなどを行い、少数のデータから数値以外の情報から分析し判断する
※アンケートとの違い
和製英語としての「アンケート」は一般人を含めて意見を求める標準語であり、学術用語としては避けるべき
定量的アプローチ
多数の事例について少数の側面を客観的に把握する方法
調査票調査など
定性的アプローチ
(メモしそびれた、あとで調べなおす)
構造化・半構造化
社会調査の目的別分類
官庁統計,市場調査,世論調査,学術調査etc...
調査を実施する前に決めておくこと
- 目的・テーマ …何のために何を調べるのか(仮説)
- 予算
- 調査対象・規模
- 調査期間
- 調査方法
- 分析方法…仮説に沿ってデータの特性を見て検討すべきモデルを想定し、それに相応しい方法を用いる